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↑ClamXav 2.0.1の画面
インタフェースがガラリと変更されていますね!
ClamXavのインストール方法は、これまでと同じでした。アプリケーションフォルダにコピーするだけです。初回起動時にエンジンのインストーラーが実行されます。(蛇足っぽいのですが、コンテキストメニューからスキャンする「ScanWithClamXav.plugin」は動作しません)
続いて、ClamXav Sentryの設定をしてみたいと思います。この設定を行うと、ダウンロードフォルダを監視して、何か怪しいファイルがダウンロードされた場合、直ちに隔離 or 削除する、という事ができるようになります。
実は、このエントリの内容自体は、以前書いたエントリとほぼ同じです。ただ、インタフェースが変わったので、スクリーンショットを貼り付けて、改めてClamXav Sentryの設定方法を紹介してみたいと思います。
はじめに、メニューバー「ClamXav」→「環境設定...」を開きます。
- 「一般」
ClamXav Sentryの設定とは直接関係ありませんが、ClamXav全般の設定です。必要な項目にチェックを入れます。 - 「隔離」
ウィルスに感染したファイルを一時的に隔離する場所を指定します。隔離する場合、どこか適当な場所に設定しておくと良いと思います。 - 「除外ファイル」
ここでは、例えば「jpgファイル」はスキャンしないなど、スキャン対象を絞り込む事ができます。特に何も思い当たるモノがなければ、何も設定する必要は無いと思います。 - 「Sentry」
監視するフォルダを設定したり、感染したファイルの後処理を設定します。
まず、監視対象にしたいフォルダは、Finder等から監視対象のフォルダを画面中央にドロップするか、「+」ボタンから追加します。
後は、「感染ファイルを隔離」か「感染ファイルを削除」にチェックを付ければOKです。
また、「ログイン時にClamXav Sentryを起動」にチェックを付けておけば自動的に起動されるようになるのでオススメです。手動で起動するには、メニューバー「ClamXav」→「ClamXav Sentryの起動」をクリックすればOKです。 - ClamXav Sentryの動作確認
ClamXav Sentryを起動している事を確認して、テスト用のウィルスファイルをダウンロードします。テスト用のウィルスファイルは、「eicar.com」を利用させて頂きました。すると、瞬時にClamXavが感染ファイルを検出した事をGrowlで報告してくれます。
と同時に、「感染ファイルを隔離」する設定をしている場合、次のようなダイアログが表示されます。(「感染ファイルを削除」する設定をしている場合、ファイルが直接ゴミ箱に入り、このダイアログは表示されません)
という訳で、ClamXav Sentryもちゃんと機能しているようです。
Macは比較的安全と言われていますが、やはりなんらかの対策を施しておくべきだと思います。フリーで利用する事ができ、セットアップも簡単にできるClamXavはオススメです!
ClamXavのオフィシャルサイトはコチラです。(2.0のページはコチラ)
ClamXav 2.0の変更内容は、ClamXavの日本語化をされているE-WA’S BLOGさんの「ClamXav 2.0 Public Beta」に詳しく書かれています。(いつもありがとうございます!)