2008年8月23日土曜日

フォルダをコピーする場合、Finderでは「上書き」ではなく「置き換え」られます!

今回も何を今更!?的ネタですが、最近やってしまって、若干涙目になったので自戒を込めてメモとして残しておこうと思います。

ちなみに、他の方も同じテーマで記事を書かれています。例えば...
などなど。私にとっては後の祭りだったのですが、こちらも参考になると思います!


まずはじめに発生する現象、「上書き」と「置き換え」の違いについてまとめておきたいと思います。例えば、次のような構成のフォルダがあるとします。

コピー元:
フォルダ1
+フォルダA
+ファイル1.txt

コピー先:
フォルダ2
+フォルダA
+ファイル2.txt

ここで、「フォルダ1」の「フォルダA」を「フォルダ2」へドラッグ&ドロップした場合、コピー先のファイル構成が、WindowsとMacで大きく異なります。特にWindowsからMacへスイッチしてきたユーザは注意が必要だと感じています。

Windows(エクスプローラ)の場合:
フォルダ2
+フォルダA
+ファイル1.txt
+ファイル2.txt
となります。Windowsでは、元々あった「フォルダA」が「上書き」されて、存在していなかった「ファイル1.txt」が追加されます。

Mac(Finder)の場合:
フォルダ2
+フォルダA
+ファイル1.txt
となります。こちらは、「フォルダA」が丸々「置き換え」られます。別の言い方をすると、元々あった「ファイル2.txt」というファイルが消滅してしまいます。


このように、WindowsとMacでは、仕様に大きな違いがあります。Windows(エクスプローラ)と同じ感覚で、Mac(Finder)のフォルダコピーを行うと、「ファイルが消えた!?」と痛い目に遭う可能性があり、注意が必要です。なお、この現象を回避するためには、例えば以下のコマンドを実行すればOKです。
cp -Rf フォルダ1 フォルダ2
とは言え、毎回ターミナルからコマンドを入力するのも面倒ですよね...。Finderでエクスプローラと同じように「上書き」コピーしたい場合、シンプル・スマートな解決策を知りません。もし何か良い案があれば是非教えて下さい!

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

はじめまして。

muCommander という2カラムの Finder のようなファイルビューアソフトだと、おっしゃるような「上書き」ができますよ。

http://www.mucommander.com/

erpalacion さんのコメント...

Genkiさん、コメントありがとうございます。

muCommanderは、なんとなく見た目でパスしていました...。(なんかDOSっぽい感じがしてw)

Finderには少し不満もある事だし、しばらく使ってみようと思います!情報ありがとうございました。

匿名 さんのコメント...

かなり前の投稿ですが、検索サイトで上のほうでヒットしたので、誰かが見るかもと思ってコメントしてみます。

Mac OS X Lion以降では、「移動」ではなく「コピー」時(Option押しながらドラッグ等)であれば、
Windowsのと同じ感じになる「結合」という選択肢が出るようです。

■Lionでは同名のフォルダを同じ場所に置こうとする時 - Macの手書き説明書
http://veadardiary.blog29.fc2.com/blog-entry-3681.html

■便利だわぁ。同名フォルダ移動時に置き換えか結合か選べます|OS X Lion Tips|SKEG*log
http://blog.skeg.jp/archives/2012/03/os_x_lion_tips_10.html