2009年5月19日火曜日

Macでも”ゆっくり”できる、SayKana

今回紹介する「SayKana」は、わかばマークのMacの備忘録さんのエントリ「SayKana」を読んで知りました。で、実際に試してみたら、面白いですね!

SayKanaは、日本語音声合成ソフトウェアです。インストールすると、Macでも「かな(*1)」をしゃべれるようになります。Macの「say」コマンドの日本語版に相当するもの、言えば分かり易いでしょうか?

例えば、こんな感じで使う事できます。
saykana -s 90 "ゆっくりしていってね"
どこかで聞いた事があるような気がしますね。


SayKanaを少し使ってみて、特に賢いな〜と感心したのは、数字の扱いです。例えば...
saykana "でんわば'んごーわ、<NUM VAL=01-2345-6789>です。"
saykana "すみませ'ん、<NUMK VAL=10 COUNTER=ふん>+おくれま'す。 "
を実行すると、上のコマンドでは数字を「棒読み」してくれます。下のコマンドでは、数字の桁を認識して「じゅっぷん」と読んでくれます。助数詞の変化にも対応しているところがスゴイです。

これ以外にも、アクセントや句切り記号を使って、より自然な日本語をしゃべらせる事もできます。詳しく知りたい方は、音声記号の仕様書(PDF)を確認してみて下さい。


という訳で、SayKanaはネタとしても楽しめるし、実用性もかなり高いアプリケーションだと思います。特に、もうAlex(*2)には飽きたよ...という方にはオススメです!


SayKanaのダウンロードはコチラから。


*1:漢字混じりの文には対応していません。ひらがなとカタカナだけが読まれます。その場合は、mecabなどで前処理をすればOKだと思います。
*2:sayコマンドのデフォルトで使われるキャラクター

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