2008年10月30日木曜日

簡単にファイルを「不可視」にする事ができるアプリケーション - Ghost

Ghost」を使うと、簡単にファイルを「不可視」にする事ができます。

Ghostは、とてもシンプルなアプリケーションなので、実はほとんど説明する事がありません。以下、簡単に使い方とその効果を紹介したいと思います。

  1. 「不可視」にしたいファイルやフォルダをGhostにドラッグ&ドロップする


    ↑ここでは、「秘密.txt」を「不可視」に設定します。


  2. 「Visible?」のチェックボックスを外す


    ↑チェックボックスを外すと、その瞬間からFinderから見えなくなります。

なお、現バージョン(1.0)では、「Visible?」がチェックされているのに、「不可視」の状態になってしまう事がありました。その場合は、下部の「Show all hidden files」をチェックして、「Restart Finder」を実行すると、全てのファイルが「可視」状態になるので、設定し直す事できます。


という訳で、Ghostを使うと、簡単にファイルを「不可視」にする事ができます。ただし、ファイルやフォルダなどを「隠す」という目的では、殆ど意味の無いアプリケーションだと思っています。(内部的には、「kMDItemFSInvisible」の値を変更しているだけっぽいです。)一方で、Finderのスクリーンショットを撮る時などでは、結構役立ちそうなアプリケーションだな〜と思っています。撮影時に不必要なファイルやフォルダを、どこか別の場所に移動させる事無く、一時的に「隠す」事ができますので。


Ghostのオフィシャルサイトはコチラです。

2008年10月29日水曜日

MSペイント風なお絵描きツール - iPaint

今回紹介する「iPaint」は、とてもシンプルなペイント系のお絵描きツールです。

できる事は少ないのですが、その分、気軽に、手軽に使う事ができます。もし、Macで使える「MSペイント」的なアプリケーション探している方がいたら、一度試してみる価値があると思います。


↑iPaintの画面


なお、現バージョン(1.5)では、画像ファイルをキャンバスにドラッグ&ドロップしたり、クリップボードから開く事ができません。画像ファイルを加工したい時は、メニューバーの「File」→「Open/Import」から画像ファイル選択する必要があります。この点は、本当に惜しいと言いますか、今後のバージョンアップに期待したいところです。


iPaintのオフィシャルサイトはコチラです。(ただし、現在はアクセスできません...。)
アプリケーションのダウンロードは、MacUpdateさんの「iPaint」ページの「Download Now」から可能です。

2008年10月28日火曜日

iPhoto 7.1.5 アップデートがリリース

ソフトウェア・アップデートから、iPhotoを「7.1.5」にバージョンアップする事ができます。(dmgのダウンロードはコチラ

今回の更新で、iPhotoから注文できる「ブック」、「カード」、「カレンダー」等のプリントサービスの印刷品質向上するようです。

2008年10月24日金曜日

TurboKitでSafari、Mail、iTunesなどが高速化する!?

WebKitを高速化すると銘打っている「TurboKit」を試してみました。

情報が少なくて、詳細なところは不明なのですが、WebKit frameworkを独自のモノに置き換えて、パフォーマンスを向上させるという仕組みのようです。なので、Safariだけでなく、MailやiTunes StoreなどWebKitを利用しているアプリケーションも高速化されるようです。


実際にTurboKitを導入してみたのですが、正直なところ、体感的にはよく分かりませんでした...。という訳で、確認のために、いつも取得しているベンチマークも取ってみました。その結果が↓の表です。


Safari 3.1.2(w/o TurboKit)Safari 3.1.2 + TurboKit
GUIMark16.15ms15.48ms
SunSpider3795.2ms3756.4
Dromaeo8932.80ms8924.40ms
V8 Benchmark Suite166166
Web Browser Javascript Benchmark221ms220ms


ご覧の通り、私の環境においては、ほぼ「誤差」と言ってよいような結果でした。ただ、ベンチマークの種類が妥当ではない可能性も高いので、その点はご了承下さい。(オフィシャルサイトの「Statistics」では、「CSS Rendering」と「JavaScript Rendering」のグラフを表示しているので、GUIMarkは関係していると思うのですが...。)

このような結果だったので、もうアンインストールしようかな〜と思っているのですが、「Mail」と「iTunes Store」の表示は速くなったような気がしています。ただ、何か明確な指標がある訳ではないので、私の誤解、勘違いかもしれません。これは他の人柱さんのご意見を聞いてみたいですw


TurboKitを試してみたい方は、コチラからどうぞ。

「戻る」が少し便利になる、Safariの「SnapBack」機能

今回も、何を今更!?的なネタです。

Safariの1機能である「SnapBack」は、名前だけは聞いた事あったのですが、ほとんど利用した事がありませんでした。(オフィシャルな機能紹介は、ココの「SnapBack」の項目からどうぞ!)

キッカケは、UsingMac.comさんの「8 Essences of Power Browsing with Safari」という記事だったのですが、これを読んでから「SnapBack」を意識して使うようになりました。で、実際に使ってみると、確かにWebブラウズが快適になったと感じたので、今更ながら取り上げてみようと思います。


「SnapBack」は、一言で表現するなら「ちょっと便利な戻るボタン」だと思っています。例えば、5ページある記事を読み終えた後、元の記事の一覧ページに戻りたい時、「SnapBack」を使えば1発で戻る事ができます。(何度も「戻る」ボタンを押す必要がありません!)また、何か調べ物をしていて、いくつかのページをウロウロしている時も、またすぐに検索結果のページへ戻る事ができるようになります。

この「SnapBack」機能ですが、普通にSafariを使っていれば、すぐに利用する事ができます。アドレスバーや検索ボックスの右側に↓のようなアイコンに見覚えがありませんか?


↑SnapBackのアイコン



↑アドレスバーに表示されたSnapBack
SnapBackアイコンにマウスを乗せると、「どこ」に戻るのかツールチップが表示される。



↑検索ボックスに表示されたSnapBack
SnapBackアイコンをクリックすると、Googleの検索結果のページへ戻る。


このアイコンが表示されている時、「SnapBack」を利用する事ができます。このアイコンをクリックすると、Webブラウズの起点となったページ、記事の一覧ページや検索結果のページに戻る事ができます。メニューバーの「履歴」→「ページにSnapBackで戻る」(ショートカットは「Command+Option+Pキー」)でもOKです。

なお、SnapBackで戻るページは、「ブックマークから表示したページ」や「検索結果の一覧ページ」が自動的に設定されるようになっています。メニューバーの「履歴」→「SnapBackページに指定」(ショートカットは「Command+Option+Kキー」)から、手動で設定する事もできます。


という訳で、Safariを普通に使っているだけで「SnapBack」を利用する事ができます。ちょっとした手間が省けるので、覚えておいて損のない機能だと思います。

これは個人的なオススメなのですが、SnapBackの機能を「SafariGestures」に割り当てると更に良い感じです。簡単なマウス操作で一気に目的のページに戻る事ができるようになり、Webブラウズがちょっと快適になると思います!

2008年10月15日水曜日

Firefox 3.1b1のTraceMonkeyを試してみました。

Firefox 3.1b1がリリースされましたね。
このバージョンから新Javascriptエンジン「TraceMonkey」が搭載されているようなので、私の環境でも試してみました。


デフォルトでは、「TraceMonkey」が有効になっていないので、「about:config」から次のように設定する必要があります。

なお、この設定は、Mozilla Re-Mixさんの「[TraceMonkey]搭載「Firefox 3.1b1」日本語版が正式公開されたので使ってみました。」参考にさせて頂きました。
  • 「javascript.options.jit.chrome」を「true」
  • 「javascript.options.jit.content」を「true」


    ↑TraceMonkeyを有効にする設定方法


と、無事に「TraceMonkey」が有効になったので、Javascriptの各種ベンチマークを流してみました。以下、「SquirrelFish Extremeの実力」のグラフに「Firefox 3.1b1」のデータを追加しました。ついで扱いで恐縮なのですが、Operaも「9.60」のデータに更新しました。(Safari 3.1は一部データが揃わなかったので省略しました...。)

現状では「SquirrelFish Extreme」が一歩先んじているという感じですが、「TraceMonkey」は噂に違わずかなり速そうです。次世代のJavascriptエンジンのデータが揃ってきたので、そろそろMac版のChromeを試してみたいですw

Adobe Flash Player 10 が正式にリリース

Adobe Flash Player 10 (10.0.12.36)がリリースされました。コチラからダウンロードする事ができます。

私の環境にもインストールしてみました。早速、恒例の?ベンチマーク「GUIMark(flex3)」を試してみました。


↑Flash10でのGUIMarkの測定結果


この結果は、以前書いたエントリとほぼ同じでしたが、Flash9と比較すると、約3倍程度高いスコアが出ています!

まだ、一部のサイトでは未対応(表示されない)という問題があるのですが、Macでの最適化も着実に進化しているのでオススメです。

2008年10月10日金曜日

Security Update 2008-007がリリース

タイトル通りですが、Security Update 2008-007がリリースされました。ソフトウェア・アップデートからインストールする事ができます。今回のサイズは、約31MBで、適用後に再起動が必要になります。

アップデートの詳しい内容は、コチラで確認する事ができます。(現時点では、英語で表示されると思います)どうやら、Apacheやvimなどのバージョンも上がったようですね。

2008年10月6日月曜日

GUIからMacPortsを管理するアプリケーション - Porticus

私の環境では、コマンドやライブラリなど主にCUIベースのパッケージ管理に、MacPortsを利用しています。

これまでは、ターミナルから操作していたのですが、「Porticus」を使えば、GUIからMacPortsを利用することができるのですね!既に、Macの手書き説明書さんや、MOONGIFTさんでも取り上げられていたアプリケーションですが、最近まで知りませんでした...。


という訳で、早速試してみました。Porticusは、3ペイン形式のインタフェースで、普段よく実行する「port selfupdate」や「port upgrade installed」、「port search 〜」相当のコマンドも簡単に利用する事ができます。

「selfupdate」は、メニューバー「Ports」→「Self Update...」から実行する事ができます。


↑Self Update中


「upgrade installed」は、「Outdated」に含まれているPortsを全て選択して、「Update」ボタンを押すだけです。


↑更新方法は選択する事ができる


Portsを検索する時は、右上の検索ボックスにキーワードを入力するだけです!なお、「Installed」、「All Ports」などの検索対象を選択しておく必要があります。特にこの検索に関しては、「port search 〜」などと入力する手間が省ける分、Porticusの方が楽だと思います。

さらに、Preferencesでは、インストール先(prefix)の設定や、Porticus起動時に自動的に更新するか、verboseモードを有効にするか、などを設定する事ができます。


↑Preferencesの画面
verboseモードを有効にしたい場合は、「Advanced」から。


Porticusは、少なくとも私が利用する分には、十分過ぎる機能を備えていました。また使い勝手も「MacPorts」に特化しているだけあって、本当に快適でした。CUIベースでの操作が苦手な方や、ちょこっと使いたい時には最適なアプリケーションだと思います。MacPortsを利用している方は、一度試してみてはいかがでしょうか?


Porticusのオフィシャルサイトはコチラです。

2008年10月2日木曜日

顔認識機能が凄い! - iLovePhotos

今回紹介する「iLovePhotos」は、soundscape outさんの記事「iLovePhotos」で知りました。

iLovePhotosは、iPhotoなどのライブラリから写真、画像を読み込んで、自動的に顔認識してくれます。検出された「顔」にタグ付けすると、自動的にスライドショーを生成してくれたり、写真を共有する事もできるようです。

興味を持たれた方は、是非オフィシャルサイトの動画をご覧になってください!(Youtubeで「iLovePhotos」を検索したら、↓の動画を見つけました。参考までに貼り付けておきますー。)




という訳で、私の環境でもiLovePhotosを使ってみました。
ソースとなる画像は、iPhotoのライブラリから読み込みました。iPhotoのライブラリには、およそ1900枚の写真が詰まっていたのですが、読み込みから、全ての写真の顔認識処理が完了するまで1〜2時間程度でした。枚数にもよると思いますが、顔認識の処理にかなり時間が掛かるので覚悟を決めて実行した方が良いでしょうw

また、iLovePhotosのデータ量は、私の環境では120MB程度でした。iPhotoから読み込む場合、オリジナルの写真へのエイリアスが作成されるだけなので、増加するのは認識された「顔」データ分だけです。

そして気になる顔認識の「精度」ですが、個人的にはかなり「高い!」と驚きました。勿論、完璧とは言えませんけど、十分実用的なレベルだと思いす。例えば、こんな感じです。(顔を黒塗りしたら、少し怖い画像になってしました...orz)


↑iLovePhotosの顔認識機能
緑枠は既にタグ付け済みの「顔」です。赤枠はまだ未分類の「顔」です。


このように、かなり高い精度で顔認識してくれます!更に驚いたのは、TVに映った人の顔や、イラストの顔、キティちゃんなどのキャラクターグッズにも正しく(?)認識していた事です。一方で、苦手なモノもあります。例えば、掛け時計、車のヘッドランプなどの丸いモノ、拳(指)やレースの編み物のような複雑に絡み合っているモノは、頻繁に誤認識してしまう傾向がありました。


中には、確かに「顔」に見える!!!と感心してしまったモノもありましたが...。


↑iLovePhotosが誤認識?してしまった「顔」


と、顔認識機能を堪能したので、タグ付けが済んだ写真を使ってスライドショー機能を...と思ったのですが、こちらはまだまだ課題が残っているようです。まず、スライドショーを作成する方法が分かりにくいと感じました。また、これは私の環境だけかもしれませんが、スライドショー関連の操作をしているとCPUが暴走してしまう現象が発生してしまい、十分に試す事ができませんでした。この点に関しては、今後に期待したいと思っています。


以上、簡単ですがiLovePhotosのレビューでした。iLovePhotosは、顔認識機能だけでも十分楽しめたのですが、インタフェースも面白いと感じました。個人的には、閲覧モードとタグ付けモードの切り替え、写真の絞り込み方法などは直感的で、使っていて気持ち良かったです。次期iPhotoにうまく取り入れて欲しいな〜と思っています。


iLovePhotosに興味を持たれた方はコチラからどうぞ!

2008年10月1日水曜日

Safariで、Googleの検索ボックスにフォーカスするショートカット

元ネタはUsingMac.comさんの「25 Useful Shortcuts for Safari」です。

Googleの検索ボックスをフォーカスするには、「Command+Option+Fキー」でOKだったのですね。


↑改めてSafariのメニューを確認してみると、確かに「Google Search...」の項目がありました。今まで知りませんでした...。


これまで、Googleの検索ボックスをフォーカスするのに、「Command+Lキー」→「Tabキー」を押していました。要は、一度アドレスバーをフォーカスして検索ボックスへ移動していたのですが、今回覚えたショートカットは、一手間省けてなかなか良い感じです!

25 Useful Shortcuts for Safari」では、この他にもSafariで使えるショートカットが合計25個(+2個?)紹介されています。Safariをお使いの方は、一度チェックしてみる価値があると思います。もしかしたら、新しい発見があるかもしれません。