その後、しばらくWebKitを使っていたところ、どうもJavaScriptを使用していないページも”速い"ような気がします。
そこで、少し前に話題になった「GUIMark」を使ってレンダリング速度を測定してみる事にしました。まずは、簡単に測定したハードウェア環境を紹介します。
- CPU:Intel Core 2 Duo 2GHz
- メモリ:4GB(Mac) / 3GB(Win)
- GPU:Intel GMA X3100
- OS:Mac OS X 10.5.3 / Windows XP SP3
→ WindowsはBoot Campから起動しています - ブラウザ:
- Safari 3.1.1 (Mac/Win)
- WebKit (Mac/Win)
- IE7 (Win) - Flash:9.0 r124 (Mac/Win)
- Java:JRE6 (Mac/Win)
これらの環境で、「GUIMark」を実行してみた結果が↓です。(単位は「fps」です)なお、「Flash」と「Java」は、ついでに測定してみただけなので、参考程度にご覧下さいw
Mac Safari 3.1.1 | Mac WebKit r34342 | Win Safari 3.1.1 | Win WebKit r34278 | Win IE7 | |
---|---|---|---|---|---|
HTML | 14.86 | 32.48 | 17.95 | 30.00 | 10.85(*1) 21.27(*2) |
Flash Flex3 | 6.94 | 7.01 | 20.71 | 21.46 | 40.38 |
Java Swing | 6.76 | 6.74 | 18.36 | 18.80 | 18.15 |
*1:Boot Campから起動したWindows環境では何故か10fps程度しか出ませんでした...。
*2:VMwareから起動したWindows環境での数値です。参考までに。
という結果になりました。
Mac環境において、現在開発中のWebKitは、現行のSafari3.1.1と比べて2倍以上レンダリング速度が向上しています。
MacとWindows環境で比較した場合、The Registerの記事で指摘されていた通り、現在のバージョンではMac OS XはWindows XPに完敗と言えそうですね。ですが、次のSafariで逆転できるかもしれません!
という訳で、次バージョンのSafariは、JavaScriptの性能向上だけでなく、レンダリング速度も大幅に向上することが期待できそうです!
2 件のコメント:
はじめまして
私もこの記事を読んでWebkit入れてみました。ちょっと古めもマシン(iMacG5)なんですけど、速いですね。3.1.1に比べて確実に体感あがりましたよ。
それにしても、Mac版のFlashってWinに比べてとろいんですね~
こればっかりはADOBEさんにしっかりしてもらねば!
よったさん、コメントありがとうございます。
「速くなった」と感じたのが、私だけでなくて良かったですw
FlashとJavaに関しては、やはり「シェア」が違うから仕方ないのかもしれません...。
ただ、OSもブラウザもMS帝国の支配力が徐々に弱まっているので、FlashとJavaに関しては、今後に期待したいですね!
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