このエントリはSafari4 Developer Preview版を元に書いています。Safari4 Public Beta版の記事はコチラに書きました。
ADCでSafari4 Developer Previewが公開されましたね。早速、Safari4も試してみました。その時に気付いた事を、いくつかメモしておきたいと思います。
- インストール
Safari4 Developer Previewをインストールにすると、Safari3が上書きされるようです。(Safari3は利用できなくなります。)
ただし、設定やブックマークはそのまま残る事、簡単にSafari3へ戻せる事を考えると気軽に試せると思います。 - アンインストール
ダウンロードしたdmgパッケージ内にアンインストーラーが含まれています。実行するとSafari 3.1.1(5525.20)に戻す事ができました。 - プラグイン(訂正:6/11)
現時点では、Keywurl(1.4)は利用できないようです。
また、GreaseKit(1.5)は動作するのですが、Safariの挙動が不安定になる現象が生じています。私の環境では「History」→「Back」を実行すると、ほぼ100%クラッシュしてしまいます。(これは環境によるのかもしれません)
なお、SafariStand、SafariGestures、SafariDrag、SafariTabConfig、SafariTabMementoに関しては今のところ正常に動作しています。 - 新機能???
いくつか気付いた範囲で紹介します。(→詳しく紹介されたページってあります?)
1. 64bitで動作している?
「Safari.app」の「情報を見る」を実行すると、見慣れない「32ビットモードで開く」という項目があります。逆の見方をすると、64bitで動作可能という事なのかな...?
2.「WebApplication.app」
「Safari.app」の中に「WebApplication.app」が含まれています。
また、メニューから「File」→「Save As Web Application...」という項目があり、Webページを「.app」ファイルとして保存、実行できます。例えば、GMailの受信箱で「GMail.app」と保存すれば、GMailのメールクライアントアプリケーションのように実行する事ができます。ただ、具体的にどのような場面で利用すると効果的なのかなど詳しい事は分かりませんでした。(MobileMeのWebアプリケーションをローカルで実行するための機能なのかな〜と想像/期待しています...) - パフォーマンス
例によって、Safari3.1.1、Safari4 Developer Preview、WebKit r34469のブラウザで、いくつか測定してみました。今回は、「Acid3」、「GUIMark」、「SunSpider」、「Javascript speed tests」を利用しています。Safari 3.1.1 Safari 4 D.P. WebKit r34469 Acid3 75/100 100/100 100/100 GUIMark 15.2fps 15.44fps 32.8fps SunSpider 3799.4ms 2509.2ms 2318.0ms Javascript speed tests 222ms 167ms 153ms
という訳で、Safari4 Developer Previewは、現在開発中のWebKitをベースにした次世代のブラウザだと言えそうです。また、WebKitには含まれていない機能も盛り込まれているので、新機能に興味がある方はインストールする価値がありそうです。ただし、純粋に「速い」ブラウザを利用したいだけなら、現状ではWebKitを利用した方が良さそうです。この点は今後のチューニングに期待したいですね!
8 件のコメント:
僕もSafari4をインストールしてました。
ベンチはとってなかったので参考になります。
情報が載ってるサイトは僕もほとんど知りません。
http://news.worldofapple.com/archives/2008/06/10/apple-gives-developers-safari-4-preview/
http://arstechnica.com/journals/apple.ars/2008/06/10/safari-4-to-include-ssb-feature-and-fastest-javascript-ever
くらいです。
個人的にWebApp保存のアイコンがサムネイルになってるところとか、32bitのところが気になりました。
あと、一部サイト(amachangのはてダとか)の描画が乱れました。
CSSの解釈の問題でしょうか?
Developer Previewですし、特別何かが便利になったとかがないので現状はSafari3やWebKitで満足ですねw
情報ありがとうございます!
教えて頂いたサイト、軽く目を通してみました。ああ、これを事前に知っていれば...と思いました。が、今はもう少し踏み込んだ情報が欲しいですよね!
アイコンの件は気付かなかったです。GMailやGoogle ReaderでWebAppを保存してみたのですが、汎用的な「A」文字のアイコンでした。どちらもログイン済みの状態で保存したので、サムネイルが作られなかったのかもしれません。(これは良心的な設計かもw)
あと一部のサイトが崩れる件も気付かなかったです...。確かにこの件は、CSSの解釈に原因がありそうですね。Acid3には対応していたものの、レンダリング速度ではWebKitに遠く及ばなかったので、何か問題があるのかもしれません。
実は私もSafari4のメリットをそれほど感じられなかったので、すぐにSafari3とWebKit併用の環境に戻してしまいました。もう少しWebApp含む新機能の詳細が分かってくれば、また入れ直すつもりですけどw
プラグイン、GreaseKitに関しては、誤解を招く表現だったの訂正しました。
この件、私の環境だけで発生している可能性もあります。もし同様の現象が発生したら、一度プラグインを外してみる事も検討してみて下さい。
>アイコンがA
そうなんですか?
僕もLivedoorReaderをログイン済みで保存しましたが
まさにその時のページの状態を保存してくれていました。
微妙に挙動が違いますね。
でもGmailとかってSafariStandのサムネイルもちゃんとならないですよね。JavaScriptとかでHTMLを吐いているようなサイトだとスクショが取れないのかもしれませんね。
あと、Appで保存したサイトのフォントがSafariで指定していたフォントではなくなっていました。
App側で設定できたのかもしれませんが確認してないです orz
もう一度Safari4 Developer Previewをインストールしましたw
改めてWebAppの保存を行ってみました。GMailでもちゃんとサムネイルのアイコン(icnsファイル)が作られていました。ただ、保存する時に、WebApp名に日本語が含まれていると表示できないようです。英字だけならちゃんと表示できました!
フォントに関しては、確かに「変わった!」と思うページもありました。ですが、全てでは無いようで、今の時点では何とも言えません...。
あと、WebAppでフォントの設定などは出来ないと思います。今のところ、ユーザ側で弄れるのは、「ツールバーの表示(Back、Forward、Stop/Reload)」と「文字サイズの変更」位だと思われます。
はじめまして。自分の環境にSafari4を入れるのに躊躇していましたので大変参考になる記事でした。特に「Webページを「.app」ファイルとして保存、実行できます。」機能があるのを知った事が嬉しいです。Google ChromeやMozilla Prismと同じ事が出来るといいなぁと思っていたので。
あと、もし良ければクラッシュ時の事についても書いて頂けたら嬉しいです。クラッシュ時は全てのウィンドウが落ちてしまうのでしょうか?それともGoogle Chromeのように各ウィンドウが別プロセスで動いていて他のウィンドウに影響がなかったりするのでしょうか?影響ないといいなぁ。
匿名さん、こんにちは。
誤解させてしまって申し訳ありません。この記事は、去年リリースされたDeveloper Preview版(α版相当?)のモノです。昨日リリースされたPublic Beta版では、「Save as Web Application...」相当の機能は実装されていないかもしれません...。
また、Safariは、Chromeのようにプロセスが独立していません。1タブでもクラッシュすると全滅します!一応、直前に開いていたタブは復旧できるようになっていますが...。
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