2008年6月24日火曜日

SafariStandのサムネイルキャッシュを削除してくれるAppleScript - SafariStand サムネイル削除 1.0r2

いつかやらなければな〜と思いつつ、ずっと放置してきてしまったのですが、ついにSafariStandのサムネイルキャッシュを掃除しました!

サムネイルキャッシュの削除は、K-muraさんの「SafariStand サムネイル削除 1.0r2」を利用させて頂きました。

ダウンロードしてきたスクリプトファイルは、そのままでも利用できるのですが、「削除日数」だけは各自の利用状況に応じて設定した方が良いと思います。標準では「20日間」経過したサムネイルキャッシュが削除されるように設定されています。(スクリプト内の「20」を書き換えるだけです)

また、Growlを利用している方は、スクリプト内のコメントに従って、3箇所コメントアウトを解除すると、処理完了後にGrowlで通知してくれるようになります。

スクリプトを自分用に調整して、早速、実行してみました。


待つ事しばらく....



↑処理完了後、Growlで通知されました。
なんと、41360ファイル、約1GB削除されました!


次回以降は、定期的に実行されるようにすればOKですね。少し面倒だな〜と思っていた「掃除」を勝手にやってくれるので、私にとっては本当にありがたいツールですw

という訳で、SafariStandのサムネイルキャッシュを溜め込んでいる方は、「SafariStand サムネイル削除 1.0r2」を試してみてはいかがでしょうか!?

2008年6月23日月曜日

マウスからSpotlight検索する! - SpotLook

ここ何回かは、Spotlightできめ細かな検索するためのネタを書いてきました。ただ、実際に検索する時は、「ファイルの種類」と「日付」だけ指定できれば十分、という方も多いと思います。その場合は、「SpotLook」を利用すると、より快適な検索ができるかもしれません。

「SpotLook」はSpotlightの検索結果を時系列で表示するGUIアプリケーションです。その名前が示す通り、
  • ほぼマウスを操作するだけで、Spotlight検索できる!
  • 検索結果は、すぐにQuick Lookから確認する事ができる!
という特長があります。検索条件をアレコレ入力するのは面倒...という方は、このアプリケーションを試してみると良いでしょう。


簡単に「SpotLook」の使い方を紹介します。
  1. ファイルの「種類」を選択
    種類は、「Command+クリック」で複数選択する事ができます。

  2. 検索対象とする日付の種類を選択
    以下の3つから選択する事ができます。
    - Creation:ファイルが作成された日
    - Modification:ファイルが変更された日
    - Last Used:ファイルが最後に開かれた日

  3. 検索する「日付の範囲」を指定
    デフォルトでは過去1ヶ月間が設定されています。
    スライドバーを左に動かすと検索範囲が広がり、右に動かすと最近のモノだけが検索対象となります。

  4. キーワードを入力 or「Show all」にチェック
    検索にマッチしたファイルは「□」として、時系列で表示されます。
    ※「Show all」は、検索結果が多い場合、処理に時間が掛かります。

  5. ファイルを選択
    「□」をマウスで選択すると、画面下にファイル名が表示されます。
    マウスをドラッグして範囲選択する事も可能です。


    ↑「SpotLook」の画面
    なお、ツールバーはカスタマイズしています。日付(To Date)と検索フィールド(Search)の場所を入れ替えました。



    ↑ちなみに、オリジナルのツールバーはこんな感じです。カスタマイズはお好みで!

このように、「SpotLook」を導入すると、マウスからSpotlight検索を行うことができます。慣れてくると、サクサク検索できるので、気持ち良いですよ!


SpotLookのプロジェクトページはコチラです。

2008年6月22日日曜日

これだけは覚えておきたい、Spotlightで使えるメタデータ Best5

このエントリは、
の続きになります。よく考えたら、↑では、情報を羅列するだけだったので、「まとめ」に相当するエントリを書く事にしました。特に、Part2では情報量が多い割に、実際に役立つ情報が少なかった and/or 分かりにくかったですよねw

という訳で、独断と偏見で「コレは使える!」と思ったメタデータを5つピックアップしてみました。

  1. kind
    ファイルの「種類」から絞り込む事ができます。


    ↑ファイルの種類を「PDF」で絞り込んでみる


  2. date
    「日付」で絞り込む事ができます。
    「>」、「<」、「-」などの演算子で、範囲指定する事ができるので、とても便利です。


    ↑日付を範囲指定して絞り込んでみる


    ただし、「date」は汎用的なメタデータになるので、必要の無い情報も含まれてしまう可能性があります。よりピンポイントに検索するためには...

    「created:〜」 → 作成された日
    「modified:〜」 → 更新された日
    「lastused:〜」 → 最後に開いた日

    これらのメタデータを活用した方が良いかもしれません。


  3. filename
    「ファイル名」に限定して検索する事ができます。


    ↑ファイル名に「iphone」を含むファイルを探してみる


    実は「name」でもOKなのですが、「name」も汎用的なメタデータになるので、ノイズが混じってしまう可能性があります。ファイル名に限定して検索したい場合は、「filename」を利用する方が使い勝手が良いと思います。

    なお、実際のファイル名と、Finderで表示される名前が異なる場合があります。その場合は、「displayname」を利用すると良いかもしれません。


  4. intext
    ファイルの本文(テキスト)に限定して検索する事ができます。


    ↑ファイルの本文に「ipod touch」が含まれるファイルを探してみる


  5. comment
    ファイルに付けられた「コメント」から検索する事ができます。

    「コメント」は、ユーザが自由に書き込む事ができます。ここで記述した「コメント」が検索対象となります。なお、「コメント」はファイルのコンテキストメニュー→「情報を見る」(または、Command+iキー)から書き込む事ができます。


    ↑ファイルの「コメント」に「apple」と書き込む



    ↑「comment:apple」と検索してみると、コメントを書き込んだファイルだけがヒット!


    という訳で、コメントを書き込む手間は必要となるのですが、使いこなせばメチャクチャ検索効率が向上すると思います。

以上、勝手にランキング化してみました。

勿論、Macの使い方によっては、もっと別のメタデータが便利だと感じるかもしれません。例えば、複数のカメラをお持ちの方は、「make:〜」や「model:〜」でカメラの種類を指定して検索したり、デザインをされている方は「layer:〜」としてレイヤーに付けた名前から検索したりする事なんかもできます。

Spotlightの検索フィールドには、様々な検索条件を記述する事ができるので、色々と試してみると、新しい発見があって面白いと思います!

Spotlightを使いこなす! - Part2

Part1から続きました!)

■ Spotlightで属性(メタデータ)を利用する
Spotlightの検索は、ファイルに埋め込まれた属性情報も活用しています。(だから、ファイルの種類や日付を制限して検索する事が可能です!)

Spotlightでは、Part1で紹介した「kind」や「date」以外の、様々な属性情報から検索結果を絞り込む事ができます。

例えば、Mac OS X 10.5 Help「Spotlight 検索フィールドで条件を指定する」に、
デジタル写真を撮影すると、カメラの機種、絞り、焦点距離などの情報が、多くの属性と共にファイルにメタデータとして自動的に保存されます。
という記述があります。このヘルプ内では軽くスルーされてしまいましたが、「カメラの機種」は「model:〜」、「絞り」は「aperture:〜」、「焦点距離」は「focallength:〜」として検索条件を記述する事ができます。

このように、属性(メタデータ)を活用すると、かなりきめ細かく検索する事できます。

ちなみに、Mac OS Xで利用可能な属性は、「MDItem.h」に定義されています。この中で、ファイルの「種類」は「kMDItemKind」と定義されています。実は、Spotlightの検索フィールドで「kMDItemKind:〜」と記述する事も可能です。このままでは冗長なせいか、エイリアス「kind」が設定されているようです。

残念ながら、Mac OS Xで定義されている「属性」と「エイリアス」の関係がまとめられた情報がほとんど見つかりませんでした。という訳で、勝手に一覧表にしてみました。一応、Webの情報や実機での調査をベースにしています。が、基本は想像レベルなので、足りないところ、間違っているところなど多くあると思います。もし見つけたらツッコミお願いします!

一覧表の「属性名」、「エイリアス」は、どれもSpotlightの検索条件として記述する事ができます。「データ型」は、デリミタ「:」以降に記述する事ができる「型」です。「数値」の場合は、「:」の後に「>」「<」などの演算子が利用可能です。「日付」の場合は、「>」「<」などに加えて、「-」で範囲指定する事が可能です。ただし、"this week"などの特殊なキーワードは利用できません。(date:〜限定のようです)「Boolean」の場合は、「0」か「1」になります。



属性名エイリアスデータ型
kMDItemAttributeChangeDate日付
kMDItemContentType文字列
kMDItemContentTypeTree文字列
kMDItemKeywordskeyword文字列
kMDItemTitletitle文字列
kMDItemAuthorsauthor
from, with, by
文字列
kMDItemEditorseditor文字列*
kMDItemProjectsproject文字列*
kMDItemWhereFromswherefrom文字列
kMDItemCommentcomment文字列
kMDItemCopyrightcopyright文字列
kMDItemLastUsedDatelastused
used, date
日付
kMDItemContentCreationDatecontentcreated
created, date
日付
kMDItemContentModificationDatecontentmodified
modified, date
日付
kMDItemDurationSecondsduration
time
数値
※秒
kMDItemContactKeywordscontactkeyword
keyword
文字列
kMDItemVersionversion文字列

kMDItemPixelHeightpixelheight
height
数値
kMDItemPixelWidthpixelwidth
width
数値
kMDItemColorSpacecolorspace文字列
kMDItemBitsPerSamplebitspersample
bps
数値
kMDItemFlashOnOffflashBoolean
kMDItemFocalLengthfocallength数値
kMDItemAcquisitionMakemake文字列
kMDItemAcquisitionModelmodel文字列
kMDItemISOSpeedISO数値
※大文字
kMDItemOrientationorientation数値
kMDItemLayerNameslayer文字列
kMDItemWhiteBalancewhitebalance文字列
kMDItemApertureaperture
fstop
数値
kMDItemProfileNameprofile文字列
kMDItemResolutionWidthDPIwidthdpi数値
kMDItemResolutionHeightDPIheightdpi数値
kMDItemExposureModeexposuremode数値
kMDItemExposureTimeSecondsexposuretime数値
kMDItemEXIFVersionexifversion文字列

kMDItemEXIFGPSVersion文字列*
kMDItemAltitudealtitude数値*
kMDItemLatitudelatitude数値*
kMDItemLongitudelongitude数値*
kMDItemSpeed数値*
kMDItemTimestamp日付*
kMDItemGPSTrack数値*
kMDItemImageDirection数値*

kMDItemCodecscodec文字列
kMDItemMediaTypesmediatype文字列
kMDItemStreamablestreamableBoolean
kMDItemTotalBitRatetotalbitrate
bitrate
数値
kMDItemVideoBitRatevideobitrate
bitrate
数値
kMDItemAudioBitRateaudiobitrate
bitrate
数値
kMDItemDeliveryTypedelivery文字列*

kMDItemAlbumalbum
title
文字列
kMDItemHasAlphaChannelalpha数値
kMDItemRedEyeOnOffredeyeBoolean
kMDItemMeteringModemeteringmode文字列*
kMDItemMaxAperturemaxaperture数値*
kMDItemFNumberfnumber
fstop
数値
kMDItemExposureProgramexposureprogram文字列*
kMDItemExposureTimeString文字列*

kMDItemHeadlineheadline
title
文字列*
kMDItemInstructionsinstructions文字列*
kMDItemCitycity文字列
kMDItemStateOrProvincestate
province
文字列
kMDItemCountrycountry文字列

kMDItemFSNamename
filename
文字列
kMDItemDisplayNamedisplayname文字列
kMDItemPathpathname
path
文字列*
kMDItemFSSizesize数値
※byte
kMDItemFSCreationDatecreated
date
日付
kMDItemFSContentChangeDatemodifed
date
日付
kMDItemFSOwnerUserIDowner数値
kMDItemFSOwnerGroupIDgroup数値
kMDItemFSExists非推奨
kMDItemFSIsReadable非推奨
kMDItemFSIsWriteable非推奨
kMDItemFSHasCustomIconBoolean*
kMDItemFSIsExtensionHiddenBoolean
kMDItemFSIsStationerystationeryBoolean*
kMDItemFSInvisibleinvisibleBoolean
kMDItemFSLabellabel数値
※0-7
kMDItemFSNodeCount数値

kMDItemTextContentintext文字列

kMDItemAudioSampleRateaudiosamplerate
samplerate
数値
kMDItemAudioChannelCountchannels数値
kMDItemTempotempo数値
kMDItemKeySignaturekeysignature
key
文字列*
kMDItemTimeSignaturetimesignature文字列
kMDItemAudioEncodingApplicationaudioencodingapplication
encodingapplication
文字列
kMDItemComposercomposer
author, by
文字列
kMDItemLyricistlyricist
author, by
文字列*
kMDItemAudioTrackNumbertracknumber数値
kMDItemRecordingDaterecordingdate
date
日付*
kMDItemMusicalGenremusicalgenre
genre
文字列
kMDItemIsGeneralMIDISequenceismidiBoolean*
kMDItemRecordingYearyearrecorded
year
数値

kMDItemOrganizationsorganization文字列
kMDItemLanguageslanguage文字列
kMDItemRightsrights文字列*
kMDItemPublisherspublisher文字列
kMDItemContributorscontributor
author, by, with
文字列*
kMDItemCoveragecoverage文字列*
kMDItemSubjectsubject
title
文字列
kMDItemThemetheme文字列*
kMDItemDescriptiondescription文字列
kMDItemIdentifierid文字列*
kMDItemAudiencesaudience
to
文字列

kMDItemNumberOfPagespages数値
kMDItemPageWidthpagewidth
width
数値
kMDItemPageHeightpageheight
height
数値
kMDItemSecurityMethodsecuritymethod文字列
kMDItemCreatorcreator文字列
kMDItemEncodingApplicationsencodingapplication文字列
kMDItemDueDateduedate
date
日付
kMDItemStarRatingstarrating数値*
kMDItemPhoneNumbersphonenumber文字列
kMDItemEmailAddressesemail文字列
kMDItemInstantMessageAddressesimname文字列
kMDItemKindkind文字列
kMDItemRecipientsrecipient
to, with
文字列
kMDItemFinderCommentspotlightcomment
comment
文字列
kMDItemFontsfont文字列

kMDItemAppleLoopsRootKey文字列*
kMDItemAppleLoopsKeyFilterType文字列*
kMDItemAppleLoopsLoopMode文字列*
kMDItemAppleLoopDescriptors文字列*
kMDItemMusicalInstrumentCategoryinstrumentcategory文字列
kMDItemMusicalInstrumentNameinstrumentname文字列

kMDItemCFBundleIdentifier文字列*
kMDItemSupportFileType文字列*

kMDItemInformation文字列*
kMDItemDirector文字列*
kMDItemProducerproducer文字列*
kMDItemGenregenre文字列
kMDItemPerformers文字列*
kMDItemOriginalFormat文字列*
kMDItemOriginalSource文字列*
kMDItemAuthorEmailAddresses文字列*
kMDItemRecipientEmailAddresses文字列*
kMDItemURLurl文字列
※分からなかった項目は空欄にしてあります。また、「*」は私の環境では確認できなかった項目です。


■ 参考情報
最後に、Part1、Part2をまとめる上で参考になった情報源を紹介します。

Spotlightを使いこなす! - Part1


Spotlightに関してアレコレ調べていたら深みにはまりました...。もう疲れたのでこれまでに調べた事を一度整理しておこうと思います。

なお、このエントリでは、主に画面右上にある「Spotlight」検索フィールドから操作できる範囲を扱っています。関連するインデックスの管理、コマンドからの操作、Finder上での操作などは対象外です。(参考になるサイトは紹介する予定です!)


■ Spotlightを使う(ショートカット)
  • 検索開始、終了
    Control + SpaceキーSpotlightメニューを開き、
    検索を開始する
    Control + Option + SpaceキーSpotlightウィンドウ(Finder)を開く
    Escキー検索フィールドをクリアする
    Spotlightメニューを閉じて終了する
    Command+Deleteキーカーソル位置より左を全て削除する
    Option+Deleteキーカーソル位置より左の1単語削除する
    (スペース区切り)


  • 検索結果の選択、実行
    Enterキー
    Command + Rキー
    クリック
    選択中の項目を実行する
    (アプリケーションで開く)
    Command + Enterキー
    Command + Oキー
    Command + クリック
    選択中の項目を開く
    (Finderで開く)
    ↑↓キー項目の移動
    Command + ↑↓キー前、後カテゴリの先頭へ移動
    Control + ↑↓キー項目の先頭、末尾へ移動
    ただし、Spacesを利用している場合、
    Spacesの操作が優先されます。

■ Spotlightで検索条件を指定する
  • 「"」(引用符)で囲む
    語句で検索したい場合は、「"」(引用符)で囲みます。

    (例)「ipod touch」で検索する
    "ipod touch"

  • 「-」で除外する
    除外したいキーワードがある場合は、「-」を付けて記述します。

    (例)「ipod」で検索し、「touch」が含まれている項目は除外する
    ipod -touch

  • 「AND」「OR」「NOT」を指定する
    検索条件を、論理値を指定して記述する事ができます。

    (例)「ipod」かつ「touch」、または「iphone」で検索する
    (ipod AND touch) OR iphone

  • 「kind」でファイルの種類を限定する
    「kind:〜」と記述すると、検索結果をファイルの種類で絞り込む事ができます。なお、ファイルの種類としては、Finderの「種類」列に表示されている情報を利用できます。日本語でも英語でもOKです。

    (例)「ipod」で検索し、ファイルの種類は「PDF」に限定する
    "ipod touch" kind:pdf

  • 「date」で日付を限定する
    「date:〜」と記述すると、日付を限定して検索する事ができます。なお、ここで指定した日付は、ファイルを作成した日、最後に開いた日、iCalの期限など様々な日付が対象となります。

    また、日付を指定する時は、「>」「>=」「<」「<=」「-」で範囲指定したり、「yesterday」「today」「this week」「this month」「this year」「tomorrow」「next week」「next month」「next year」という特殊なキーワードを利用できます。

    (例)2008年6月22日に限定して検索する
    date:2008/06/22

    (例)2008年6月1日以降に限定して検索する
    date:>08/6/1

    (例)2008年6月7日から6月29日の範囲で検索する
    date:08/06/07-08/06/29

    (例)今週に絞って検索する(2語以上のキーワードを指定する場合、「"」で囲む必要があります)
    date:"this week"

  • その他のメタデータを指定する
    Part2で詳しく紹介します!

■ Spotlightを計算機として使う
※Spotlightスレからコピペしましたw
  • 演算子
    「+」「-」「*」「/」
  • 定数
    「pi」円周率
  • 関数
    sinx の正弦(x はラジアン)sin(0.1234)
    cosx の余弦(x はラジアン)cos(0.123)
    tanx の正接(x はラジアン)tan(0.123)
    sind x の正弦(x は度)sind(30)
    cosd x の余弦(x は度)cosd(60)
    tand x の正接(x は度)tand(26.56)
    asin x の逆正弦(x はラジアン)asin(0.123)
    acos x の逆余弦(x はラジアン)acos(0.123)
    atan x の逆正接(x はラジアン)atan(0.12345)
    asindx の逆正弦(x は度)asind(0.5)
    acosdx の逆余弦(x は度)acosd(0.5)
    atandx の逆正接(x は度)atand(0.5)
    sinh 双曲線正弦sinh(2.34)
    cosh 双曲線余弦cosh(2.34)
    tanh 双曲線正接tanh(2.34)
    asinh逆双曲線正弦sinh(3.627)
    acosh逆双曲線余弦acosh(3.627)
    atanh逆双曲線正接atanh(3.627)
    sqrt 平方根sqrt(4)
    cbrt 立方根cbrt(27)
    log底が 10 の対数log(5)
    ln 自然対数ln(3.5)
    powx を底とし、y を指数とするべき乗pow(3,2)
    expe を底とし、x を指数とするべき乗exp(3)
    fabs 絶対値fabs(-3.25)
    fact x の階乗fact(8)
    x! x の階乗8!
    ceil 等しいまたは値の大きい整数ceil(3.25)
    floor等しいまたは値の小さい整数floor3.25
    rint 最も近い整数に値を丸めるrint(4.375)
    rem剰余rem(3,4)
    fmod x/y の浮動小数点剰余fmod(3.2,4.5)
    hypotユークリッド距離hypot(3,4)
    j0 第 1 種または 0 次のベッセル関数j0(0.5)
    j1 第 1 種または 1 次のベッセル関数j1(0.5)
    y0 第 2 種または 0 次のベッセル関数y0(0.5)
    y1 第 2 種または 1 次のベッセル関数y1(0.5)
    lgamma x のガンマの対数(ただし x>0)lgamma(3.234)
    erfc x の相補誤差関数erfc(3.89)

Part2へ続きます)

2008年6月21日土曜日

SafariTabMemento Ver0.0.2がリリース

Safariのタブを復元してくれるプラグイン、SafariTabMemento Ver0.0.2がリリースされましたね!

Ver0.0.2では、設定画面の変更と英語ローカライズが追加されました。新しい設定画面は、メニューバー→「Safari」→「環境設定...」→「タブ」内にあります。


↑「SafariTabConfig」と同じ場所ですね


個人的には、以前より直感的に使える(設定できる)ようになったと思います!


また、このリリースと同時に、griffin-stewieさんが開発に携わっているSafariの各種プラグインの総合サイト?「cyan-stivy.net」も公開されました。プラグインのインストール、使い方などの詳しい解説から、最新版のダウンロードまでできます。とても便利なのでオススメですよ!なお、今取り扱っているプラグインは...
です。という訳で、「SafariTabMemento Ver0.0.2」のダウンロードはコチラからどうぞ。リリース情報も知りたい方はコチラからどうぞ。

2008年6月20日金曜日

Safari 3.1.2 for Windowsが公開されました

タイトル通りなのですが、Safari 3.1.2 for Windowsがダウンロード可能になっています。詳しくはコチラから。

このバージョンをインストールすると、ファイルのダウンロード可否ダイアログが表示されるようになります。Safariのセキュリティ問題だ!と騒がれたので実装したと思われますw


↑Safari 3.1.2 for Windowsで、ファイルダウンロードしようとすると、ダイアログが表示されるように...

2008年6月19日木曜日

Safariのリファラをコントロールするプラグイン - SafariRefManage

SafariRefManage v0.2.2」を導入すると、Safariが送るリファラをコントロールする事ができます。と言ってもイメージが沸きにくいと思いますが、例えば、FC2ブログの画像をGoogleリーダーやLDRで表示可能になります。

Firefoxをお使いの方には、Safari版の「RefControl」と言った方が分かりやすいかもしれません。(参考:「FC2ブログのRSSで画像が読み込めない問題を解決する方法」via Macの手書き説明書さん)


「SafariRefManage」のインストール方法、使い方などは「プロジェクトページ」に詳しく書かれています。(ソースも公開されていますね!)

という訳で、ここからは、具体例として挙げた「FC2ブログの画像をRSSリーダーに表示させる」設定を行ってみたいと思います。
  1. メニューバー「Safari」→「Manage Referrer」を選択
  2. ポップアップしたウィンドウの「Add」をクリック
  3. 「http://*.example.com/*」の「URL Pattern」と「Referrer」を設定
    - URL Pattern:「http://*.fc2.com/*」
    − Referrer:「Block」
  4. ウィンドウを閉じる

↑新しく設定を追加したい時は、最初に「Add」を押す必要があります。


この設定を行うと、↓のようになります。
なお、FC2ブログの代表?として、いつもお世話になっている「Macの手書き説明書」さんを使わせて頂きました。

■ Before

↑設定前は、画像が「?」と表示されてしまう...


■ After

↑設定後、画像がちゃんと表示される!


「SafariRefManage」も私にとっては欠かせないプラグインの一つになりそうです。ちなみに、Safari 3.1.1、WebKitどちらでも動作しています。Safariでリファラをコントロールしたいと思っている方にはオススメです!


SafariRefManageは、プロジェクトページからダウンロードできます。

2008年6月18日水曜日

注目の新バージョンのブラウザ、メモリ使用量は!?

ダウンロード数のギネス更新なるか!?と注目されているFirefoxですが、個人的には、「性能」と「メモリ使用量」に注目していました。ITmediaさんで、「Firefox 3の新機能 Top10 」という記事を読んでからは特に!この記事中の"第1位"から引用すると...
さらに重要なのは、特にMacユーザーにおいて、メモリ利用を改善し、クラッシュしにくいブラウザに向けて1万5000もの改善を行ったことだ。
とのこと。こう書かれては注目したくなりますよね!

で、実際に使用してみると、確かにFirefoxのメモリ周りはかなり良好だと感じています。しばらくブラウジングした後、そのタブを閉じると、すぐにメモリが開放されている事が確認できました。なかなか興味深かったので、各ブラウザのメモリ使用量をグラフ化してみました。


■実験1:タブを増やしてみる
この実験の手順は、以下の通りです。各操作後、少なくとも10秒は間隔をおきました。
  1. 空のタブを開く
  2. Google ニュース」のページを開く
  3. メモリ使用量を測定する
  4. 1.へ戻る(タブ数10個まで)

  • Firefox 3.0とOpera 9.50はほぼ同じ結果になりました。
  • Firefox 3.0、Opera 9.50と比較すると、WebKitは約2倍多くのメモリを消費していました。
  • Firefox 3.0、Opera 9.50と比較すると、Safari、WebKitの1タブ当たりのメモリ増加量(傾き)も大きくなっています。

■実験2:タブを閉じてみる
以下のタイミングでそれぞれメモリ使用量を取得してみました。また、この実験でも各操作後に少なくとも10秒の間隔はあけました。
  1. ブラウザの起動
  2. 新規空タブを開き、動画サイトを開く
  3. 動画を再生(ロード)する(動画のサイズは約10MB)
  4. タブを閉じる
  • Firefox 3.0は、4.でタブを閉じた後、明らかにメモリが開放された事が分かります。
  • Opera 9.50は、この実験では少ししか開放されませんでした。
    実際には、しばらく利用した後にタブを閉じると、メモリが開放されるのが確認できます。(開放のタイミングは、最小化の時ではないようなのですが...)
  • Safari、WebKitは、残念ながらほとんど開放されませんでした。
    タブを閉じると、多少はメモリ使用量が減るのですが、どちらかというと肥大化していく傾向にあります。

私の環境ではこのような結果になりました。

本当は、各ブラウザをある程度長く利用して、より実際に使用している感覚に近いデータも採取したかったのですが、途中で力尽きました...。

という訳で、前エントリの「性能」を含めて考えると、Firefox 3.0、Opera 9.50は「優等生」なブラウザだと言えそうです。WebKitは、現時点で「最速」だと言えますが、その分多くのリソースが必要となります。環境によっては、FirefoxやOperaの方が快適に動作するかもしれません。


今後も各ブラウザの競争、切磋琢磨が楽しみですね!

Opera 9.50、Firefox 3.0がリリース!早速、測ってみましたw

6月12日にOpera 9.50、6月18日にFirefox 3.0と立て続けにブラウザの新しいバージョンがリリースされましたね。

これまで何度かブラウザのベンチマークを行ってきたので、今回も測定してみました。測定した環境に変わりはありませんが、簡単に紹介しておきます。
  • CPU:Intel Core 2 Duo 2.0GHz
  • メモリ:4GB
  • OS:Mac OS X 10.5.3
この環境で、それぞれのベンチマークを各2回行って、良い方の値を表にまとめてみました。


Firefox 3.0Opera 9.50Safari 3.1.1WebKit
r34604
Acid371/10083/10075/100100/100
GUIMark
HTML
10.15fps3.05fps15.37fps31.49fps
SunSpider3531.8ms6534.8ms3794.8ms 2254.6ms
Javascript
speed tests
535ms420ms218ms150ms


以上、ご参考までに。

2008年6月16日月曜日

PicLens 1.7がリリース! でもSafari対応は...

タイトルの通りなのですが、PicLens 1.7がリリースされました。

少し出遅れた感がありますが、Firefox 3 RC3にインストールしてみました。

PicLensは、1.6で「Youtube」の動画が再生可能になり、1.7では「Discover」(MSNBC、ESPN、ムービートレイラーなどを見る事が出来る)と「Shop Amazon」機能が追加されました。ますます使って楽しいアプリケーション(拡張)になったと思います。


↑「Discover」からNBCのスポーツニュースを観ているところ



↑「Shop Amazon」で「iPhon」を検索してみたところ


なお、こちらもタイトル通りなのですが、残念ながらSafari版は、1.5.16のままで、いまだにSafari 3.1〜は利用できません。早くSafari版が欲しいところですね!更に欲を言えば、日本語環境にも対応して欲しいところです。もしそうなったら、もうApple TVは要らn...おっと誰か来たみたいです。(次元の違う話なので、比較する事が間違ってますね...w)


という訳で、PicLensのダウンロードはコチラから。
初めて利用される方は、「Learn more」から各種デモを見るとどんなアプリケーション(拡張)なのかすぐに理解できるのでオススメです。

記憶定着を手助けしてくれるアプリケーション - Genius

すでに、MOONGIFTさんで『記憶力を高める「Genius」』で紹介されているので、ご存じの方も多いかもしれません。Macには、英単語などの記憶定着を手助けしてくれるアプリケーションとして「Genius」があります。

「Genius」を利用すると、自然と反復学習できるし、スコアが記録されていくのでモチベーションも維持しやすいです。何かを覚えたい時には、非常に効果的なアプリケーションだと思います。ただし、実際に使ってみると、少しクセが強いな〜と感じましたので、その辺を含めて紹介したいと思います。


■Geniusの使い方
  • Geniusの画面


    ↑Geniusの画面
    問題、回答の一覧やスコア(学習達成度)が一覧表示されます。
    ここでは「Info」、「Notes」を展開しています。



    ↑「学習中」の画面


  • 「Study」(左上)
    ここから「学習」を開始する事ができる。

  • 「Learn --- Review」(左上、Study横)
    反復する量を調整する事ができる。
    「Review」よりに設定すると、学習済みの問題も多く出題されるようになる。

  • 出題範囲を絞りたい時は?
    1. 出題したい問題を「選択」された状態にする
    「Group」や「Type」、キーワード検索などを利用すると便利です!
    2. Geniusのメニュー→「Study」→「Selection Only」をクリックする

  • 「回答」から「問題」を答えさせるようにするには?
    Geniusのメニュー→「View」→「Score(Question←Answer)」を選択する
    ここで選択されている方向の問題が出題される。両方選択されている場合、どちらも出題される。

■ Geniusに問題をインポートする時のメモ
※正直に言うと、インポートはかなり手こずりました。バイオ研究者見習い生活 with ITさんの「英語学習フレームワークと、暗記のキラーアプリ"Genius"」が本当に役立ちました。ありがとうございます!
  • インポートは、Geniusのメニュー→「File」→「Import」から可能

  • インポート可能なファイルは、「タブ区切り」の「.txt」ファイル

  • インポートファイルのデータ形式は、以下の7カラム
    QuestionとAnswerだけのデータだけでも実用的な環境は構築できます。

    1. Question
    2. Answer
    3. Group
    4. Type
    5. Score(Question→Answer)
    6. Score(Question←Answer)
    7. Notes

  • インポートファイルの文字コードは、「UTF-8」は使用不可
    「日本語(Mac OS X)」ならOK!(Shift_JISでもOKかも?)

    オススメは、一旦「UTF-8(LF)」でファイルを作成し、Charcoの「MacJapanese」に変換してインポートする方法です。(以前、Charcoを紹介したエントリは→コチラ


    ↑「Charco」で「MacJapanese」に変換した結果、Geniusにインポートできました。

今回は、手元の「英辞郎 第三版」から「レベル」タグが付いている単語だけを抜き出して、「Genius」にインポートしてみました。(参考:英辞郎のデータ仕様はコチラ

少し利用してみた結果、純粋に英語、英単語の学習という点では、「iKnow」を利用した方が優れていると感じました。(辞書データでは面白みに欠けましたw)ただ、「iKnow」ではカバーしきれない専門的な単語や、英語以外の情報、例えば歴史や地理などの学習には十分役立つ、便利なアプリケーションだと思いました。

とは言え、「Genius」最大の問題は、「問題集」の作成or調達だと思います。「問題集」を共有するサイト、仕組みがあればもっと流行ると思うんですけど...。「問題集」が無い方は、これから自分専用の単語カードを作成していくよ!という感覚で、「Genius」を利用すると良いかもしれません。


「Genius」のオフィシャルページはコチラから。

2008年6月11日水曜日

Safari4 Developer Previewを試してみた。

2009/02/25:追記
このエントリはSafari4 Developer Preview版を元に書いています。Safari4 Public Beta版の記事はコチラに書きました。


ADCでSafari4 Developer Previewが公開されましたね。早速、Safari4も試してみました。その時に気付いた事を、いくつかメモしておきたいと思います。
  • インストール
    Safari4 Developer Previewをインストールにすると、Safari3が上書きされるようです。(Safari3は利用できなくなります。)
    ただし、設定やブックマークはそのまま残る事、簡単にSafari3へ戻せる事を考えると気軽に試せると思います。

  • アンインストール
    ダウンロードしたdmgパッケージ内にアンインストーラーが含まれています。実行するとSafari 3.1.1(5525.20)に戻す事ができました。

  • プラグイン(訂正:6/11)
    現時点では、Keywurl(1.4)は利用できないようです。
    また、GreaseKit(1.5)は動作するのですが、Safariの挙動が不安定になる現象が生じています。私の環境では「History」→「Back」を実行すると、ほぼ100%クラッシュしてしまいます。(これは環境によるのかもしれません)
    なお、SafariStand、SafariGestures、SafariDrag、SafariTabConfig、SafariTabMementoに関しては今のところ正常に動作しています。

  • 新機能???
    いくつか気付いた範囲で紹介します。(→詳しく紹介されたページってあります?)

    1. 64bitで動作している?
    「Safari.app」の「情報を見る」を実行すると、見慣れない「32ビットモードで開く」という項目があります。逆の見方をすると、64bitで動作可能という事なのかな...?




    2.「WebApplication.app」
    「Safari.app」の中に「WebApplication.app」が含まれています。
    また、メニューから「File」→「Save As Web Application...」という項目があり、Webページを「.app」ファイルとして保存、実行できます。例えば、GMailの受信箱で「GMail.app」と保存すれば、GMailのメールクライアントアプリケーションのように実行する事ができます。ただ、具体的にどのような場面で利用すると効果的なのかなど詳しい事は分かりませんでした。(MobileMeのWebアプリケーションをローカルで実行するための機能なのかな〜と想像/期待しています...)

  • パフォーマンス
    例によって、Safari3.1.1、Safari4 Developer Preview、WebKit r34469のブラウザで、いくつか測定してみました。今回は、「Acid3」、「GUIMark」、「SunSpider」、「Javascript speed tests」を利用しています。


    Safari 3.1.1Safari 4 D.P.WebKit r34469
    Acid375/100100/100100/100
    GUIMark15.2fps15.44fps32.8fps
    SunSpider3799.4ms2509.2ms2318.0ms
    Javascript speed tests222ms167ms153ms

という訳で、Safari4 Developer Previewは、現在開発中のWebKitをベースにした次世代のブラウザだと言えそうです。また、WebKitには含まれていない機能も盛り込まれているので、新機能に興味がある方はインストールする価値がありそうです。ただし、純粋に「速い」ブラウザを利用したいだけなら、現状ではWebKitを利用した方が良さそうです。この点は今後のチューニングに期待したいですね!

2008年6月7日土曜日

Macでは「デフラグ」は必要無い!?

先週と今週の「OS X ハッキング」が、個人的にとてもタイムリーな記事だったのでブックマーク。
今利用している環境は、昨年末にHDDの換装を行ったので、半年間ほど利用してきた事になります。Windowsユーザだったら、そろそろ一回デフラグやっておくか〜と思う頃でしょうか?w

と、モヤモヤ考えていたのですが、「Macのデフラグ」という話題はほとんど見かけません。むしろ、「デフラグする必要無いよ!」とのこと。これまで、Macのファイルシステムの特長など知らずに利用してきたので、なぜ必要が無いのか分からなかったのですが、このコラムを読んでかなりスッキリしました。

自分なりに理解した事を整理してみると、今利用している環境(HFS+&ジャーナリング)では、次の機能が働いているようです。
  • Delayed allocation
    大きなファイル(20MB以上)が読み込まれると、自動的に連続した空き領域に再配置される機能
  • Hot-File-Adaptive-Clustering
    頻繁に利用される、小さなファイル(10MB以下)は、高速アクセス可能な領域(HDD外周部)に再配置される機能
この為、普段OSを利用している時から、デフラグ的な再配置、最適化が行われているので、Macではデフラグする必要が無いという訳です。

とは言え、実際のところはどうなんだろう?と思う訳で、コラムで使っていた「iDefrag」を試してみました。「iDefrag」は有料のソフトウェアなのですが、「デモバージョン」を利用する事ができます。早速、ダウンロードして実行してみました。その結果がコチラです。


↑私の環境では、ファイルの断片化率は「0.3%」(*1)でした。

(*1)iDefragでは、断片化率が2つ表示されています。ヘルプを調べると...
断片化率は 2 つの異なる推定値を表示しています。
左側の数値は、最も大きなフラグメントファイルから他のフラグメントファイルまでの空き領域のパーセンテージで、右側の数値はブロックあたりの断片化数のパーセンテージです。
との事。直感的にイメージしやすい「右側」の数値を採用しています。


これまで、様々なアプリケーションをインストール、アンインストールを行っているので、私としては、かなりファイルシステムを酷使してきたつもりだったのですが...。それでも、断片化率が「0.3%」という結果には驚きました。知らない間に「Delayed Allocation」や「Hot-File-Adaptive-Clustering」などが働いていた結果だと思われますw

という訳で、少なくとも私の環境では「デフラグは必要無い!」という結論になりました。ただし、環境によっては違う結論が出る可能性があります。気になる方は、一度「iDefrag」のデモバージョンを試してみると良いかもしれません!


「iDefrag」のオフィシャルページはコチラから。(右上に「Download demo」があります!)

2008年6月5日木曜日

Boot Campを利用すると時刻がずれてしまう問題の原因と対策

Boot CampのWindowsを利用している方は、WindowsからMacに戻ってくると時刻がずれている事を経験した事があると思います。

以前、紹介しましたが、「日付と時刻」の設定で「日付と時刻を自動的に設定」にチェックを入れていれば、放置していてもそのうちに正しい時刻に戻ります。ただ、すぐに正しい時刻に合わせたい場合は、「日付と時刻」プロパティを開くなどの、ちょっとした手間が必要となります。

これまで、余り気にした事はなかったのですが、先日「GUIMark」を測定している時、何度もMacとWindows環境を行ったり来たりする事がありました。すると、このちょっとした手間が余りにも煩雑に感じるようになりまして...。

という訳で、この問題を解決すべく、調べてみました。この問題に関しては、BootCamp - PukiWiki「MacとWindowsで時計がずれる」のページがとても簡潔にまとめてくれていました。引用させて頂くと...
  • 原因
    ハードウェアが提供する時刻情報を, MacOS X は UTCと, Windows は地域時刻(例えば日本なら JST)と解釈します。 そのため OS を切り替えて起動するたびに,時刻が9時間ずれます。
  • 対策
    Windows のレジストリを変更して,ハードウェアのクロックを UTC として解釈するように変更する。

との事です。
Windowsのレジストリの変更方法に関しては、「Windowsマシンの時計をUTCにする」のページに掲載されています。
Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\TimeZoneInformation]
"RealTimeIsUniversal"=dword:00000001
Windows環境で、上記を.regファイルに保存して、実行(ダブルクリック)するだけです。その後、一度Windowsを再起動すればOKです。面倒な方は、Ubuntuのヘルプページからダウンロードする事もできますよ!(→ WindowsTimeFixUTC.reg


私の環境では、この対策を施したところ、MacとWindowsで時刻がずれる事がなくなりました。MacとWindowsを併用している方にはオススメです!ただ、Windowsのレジストリを弄る事になるので、事前にバックアップを取るなど万が一に備えてから実行して下さい。

2008年6月4日水曜日

WebKitがクラッシュしてしまう...という方向けのメモ

WebKitを使ってみたけど「すぐにクラッシュするよ?」とお悩みの方向けのメモです。

私は、現在「WebKit r34342」を使用しているのですが、WebKitで戻るボタンを押す(「履歴」→「前へ戻る」を実行する)と100%クラッシュします。


↑クラッシュ後、WebKitを再起動すると、このようなダイアログが表示される。


少し調べてみた結果、私の環境では、「GreaseKit」を外したところ、この問題が発生しなくなりました。WebKitは現在開発中のアプリケーションなので、一部のプラグインが利用できない可能性があります。という訳で、WebKitがクラッシュしてしまう...という方は、一度プラグインを見直すと良いかもしれません。

なお、以下のプラグインは、私が利用した範囲では正常に動作しています。
  • SafariStand
  • Keywurl
  • SafariGestures
  • SafariDrag
  • SafariTabConfig
  • SafariTabMemento

次バージョンのSafariは、レンダリング速度もメチャクチャ上がっているかも!

先日の「新エンジン"SquirrelFish"搭載で、更に加速するSafari(WebKit)」で、開発中のWebKitは、Safari3.1.1と比較して、約1.5倍JavaScriptの性能が向上している、という記事を書きました。(オフィシャルブログでは、1.6倍となっていましたね!)

その後、しばらくWebKitを使っていたところ、どうもJavaScriptを使用していないページも”速い"ような気がします。

そこで、少し前に話題になった「GUIMark」を使ってレンダリング速度を測定してみる事にしました。まずは、簡単に測定したハードウェア環境を紹介します。
  • CPU:Intel Core 2 Duo 2GHz
  • メモリ:4GB(Mac) / 3GB(Win)
  • GPU:Intel GMA X3100
続いて、ソフトウェア環境です。
  • OS:Mac OS X 10.5.3 / Windows XP SP3
    → WindowsはBoot Campから起動しています
  • ブラウザ:
    - Safari 3.1.1 (Mac/Win)
    - WebKit (Mac/Win)
    - IE7 (Win)
  • Flash:9.0 r124 (Mac/Win)
  • Java:JRE6 (Mac/Win)
WebKitのビルド番号がMacとWindowsで違ったりしているのですが、ご容赦を...。後で気付きました。

これらの環境で、「GUIMark」を実行してみた結果が↓です。(単位は「fps」です)なお、「Flash」と「Java」は、ついでに測定してみただけなので、参考程度にご覧下さいw

Mac Safari 3.1.1Mac WebKit r34342Win Safari 3.1.1Win WebKit r34278Win IE7
HTML14.8632.4817.9530.0010.85(*1)
21.27(*2)
Flash Flex36.947.0120.7121.4640.38
Java Swing6.766.7418.3618.8018.15

*1:Boot Campから起動したWindows環境では何故か10fps程度しか出ませんでした...。
*2:VMwareから起動したWindows環境での数値です。参考までに。


という結果になりました。

Mac環境において、現在開発中のWebKitは、現行のSafari3.1.1と比べて2倍以上レンダリング速度が向上しています。

MacとWindows環境で比較した場合、The Registerの記事で指摘されていた通り、現在のバージョンではMac OS XはWindows XPに完敗と言えそうですね。ですが、次のSafariで逆転できるかもしれません!


という訳で、次バージョンのSafariは、JavaScriptの性能向上だけでなく、レンダリング速度も大幅に向上することが期待できそうです!

2008年6月3日火曜日

マイクロソフトセキュリティアドバイザリ、雑感

この問題に関しては、詳しいわけではないので、もしかしたら誤解があるかもしれません。が、やはり気になるニュースだったので、調べた事や感じた事をメモしておこうと思います。

5/31に、マイクロソフトが「セキュリティアドバイザリ(953818)」を公開した事がキッカケで、各種IT系メディアが「Safariのセキュリティ問題」を報じました。
↑で理解した事をまとめると、Windows版Safariを利用していると、悪質なプログラム(ウィルス、マルウェアなど)を勝手にダウンロードしてきて、勝手に実行してしまう可能性があるから気をつけて!という事です。

また、この問題の回避策として、「ダウンロード先」を「デスクトップ以外」に設定すれば良いと報告されています。

ただし、ITProの記事の最後の方で取り上げられていたのですが、研究者によるとこの回避策では不十分とのこと。この回避策をとっていても悪質なプログラムが実行されてしまう可能性があるので、万全を期すならWindows版Safariは利用しない方が良さそうです。

と、状況は把握したのですが、何故かMSとAppleの主張が微妙に噛み合っていないような気がしたので、やや乱暴ですがもう少し整理してみる事にしました。この問題を分解していくと、大きく2つに分ける事ができると思います。
  1. 悪質なファイルを勝手にダウンロードしてしまう事
  2. 悪質なファイルを勝手に実行してしまう事
この1.に関しては確かにSafariの問題だと思います。が、2.に関してはWindowsの問題ですよね?さらに言えば、1.よりも2.の方が重大な欠陥じゃないの!?思ってしまいました。それを棚に上げて、利用を控えるようにと警告するMicrosoftは傲慢だよな〜と感じました。

その一方で、Windowsというプラットフォームを前提にしたアプリケーションを提供しなかったAppleの姿勢もやっぱり傲慢だよな〜と。

ちなみに、Appleは第一報が報じられた時に「セキュリティ問題として扱わない」と回答しています。(ITmediaの記事はコチラ)これはこれで、呆れた回答なんですが、今現在、Macを使用している身としては若干理解できます。というのは、Macの場合、ダウンロードしてきたファイルが「勝手に実行されない」という前提があって、ユーザビリティなどを考慮した結果、ファイルを「勝手にダウンロード」するという戦略を採用していると思われるからです。だから、ある意味ファイルが「勝手にダウンロード」されるのが正常なんですよね、Macでは。

もう少し補足しておきますと、Mac版Safariでも「勝手にダウンロード」されます。ただし、ユーザが知らずに、いつの間にかダウンロードされる事はありません。標準の設定では、Dock(Windowsでのタスクバー?)にダウンロード状態が表示されるようになっています。だから、「勝手にダウンロード」されても、ユーザには通知されているし、勝手に実行される事も無いので、セキュリティ上問題無いよね、と主張しているのだと思われます。(これも想像ですけどw)


↑Mac OS X 10.5のDock

ここに、ダウンロード中のファイルがあると、プログレスバーが表示されます。また、ファイルのダウンロードが完了すると、アイコンがバウンドしてユーザに通知する仕組みになっています。(個人的には、地味だけど重要な情報は知らせてくれる、このさりげないインタフェースがとても気に入っていますw)


という訳で、なんとなくお互いの主張が噛み合っていないなぁと感じたのは、結局お互いの前提が全く違うからなんだろうな〜と思いました。もっとも、この件に関して言えば、MSの庭での話なので、MSの主張に分があると思いますけど。

ただ、どちらも傲慢な企業としては世界最高峰!今後も泥仕合が続くかもしれませんwなんとなく、ブラウザ戦争の政治的な思惑も見え隠れしますし...。野次馬的には、今後の展開が非常に楽しみなのですが、ユーザとしては早く安全な環境を提供して欲しいものです。

新エンジン"SquirrelFish"搭載で、更に加速するSafari(WebKit)

マイコミジャーナルさんに「Safari3より4倍速、WebKit新JavaScriptエンジン"SquirrelFish”」という記事が掲載されていました。

実は、Safari3.1リリース以降、WebKitは全く利用していませんでした。現状の処理速度に満足していたというのもありますが、正直に言えば、当面の間これ以上大幅な高速化は期待していなかった事があります。が、4倍速!?と衝撃的なタイトルだったので、早速自機でテストしてみました。

記事中には「SquirrelFish」はまだWebKitへ統合中と書かれていたのですが、2008年5月21日(r33975)で開発終了となっています。(→コチラ)という訳で、今ダウンロード可能なWebKitは、すぐに「SquirrelFish」を味わう事ができるようです。

いつものように「SunSpider」と「Javascript speed tests」で測定してみました。

ちなみに、元記事の「Safari3」とは「Safari 3.0.x」の事です。(若干「釣られたー」感がありましたが...w)残念ながら、もうこの環境は用意できないので、現行の「Safari 3.1.1」と比較してみました。


Safar 3.1.1WebKit r34279

SunSpider

3786.8ms

2416.4ms

Javascript speed tests

220ms

160ms


Safari 3.0.4では、「SunSpider」が約10,000ms、「Javascript speed tests」が約600msだった事を考慮すると、"SquirrelFish"が搭載されたWebKitは、
  • Safari 3.0.4と比較して、約4倍速い!
  • Safari 3.1.1と比較しても、約1.5倍速い!
という結果になりました。

また実際にこのWebKitから、GmailやGoogle Reader、Google Docsなどを利用してみると、確かにSafari 3.1.1よりもキビキビと反応するような気がして、速い!と感じました。(これはプラシーボ効果なのかもしれませんけどw)

4倍はともかくとして、現状から1.5倍高速化でも十分凄い事だと思います。開発チーム、頑張ってるな〜とちょっと感動しました。最近は何かとFirefox3に目を奪われがちですが、またWebKit、Safariの存在感が増しそうです!


WebKitのダウンロードはコチラから出来ます。(Windows版もありますよ!)ただし、開発中のバージョンなので、ご利用の際はご注意下さい。



(追記:9/22)
SquirrelFish Extremeも試してみました。記事はコチラです。

2008年6月1日日曜日

VMware 1.1.3リリース

VMware 1.1.3がリリースされましたね。という訳で、早速バージョンアップしてみました。今回修正された内容は、どれも直接関係無さそうでしたけど...。

ただ、一つ目を引く修正がありました。これから、「Windows Vista SP1」を「Boot Camp」と「VMware」で併用する環境を構築しようとしている方は、アクティベーション周りに修正が入ったようなので、VMware 1.1.3に上げてから環境構築した方が良さそうです。

詳しくは、リリースノート(まだ英語版のみ)か、CNET Japanさんの記事をご覧下さい。