Time Machineは本当に素晴らしいバックアップソリューションだと思います。HDDが故障し、大量のデータを失った経験がある方は、特に実感しているのではないでしょうか?
Time Machineの良いところは、Time Machine用のHDDが接続されていればユーザーは何もしなくても自動的にバックアップを取り続けてくれる「シンプル」なところだと思います。ただ、このシンプルさは運用の柔軟性に欠けるという表裏一体だとは思いますが...。
という訳で、「シンプル」過ぎるTime Machineをもう少し柔軟に運用する方法をまとめてみました。
- 「今すぐバックアップを作成」する方法
Dock上のTime Machineアイコンを「Controlキー+クリック」する
「今すぐバックアップを作成」をクリックする
↑「1時間」待たずにすぐバックアップを取得することできます
ただし、この方法は、Dock上のアイコンからしか実行できないようです。(Time Machine.appをControl+右クリックしてもダメでした)
Time MachineをDockに登録したくない!という方は、「Start Backup 0.1」というアプリケーションがオススメです。このアプリケーションからすぐにバックアップの作成を始めることができます。 - バックアップを作成する間隔を変更する方法
ターミナルでdefaultsコマンドで変更する事ができます。
例えば、バックアップを作成する間隔を「2時間」に変更したい場合は、以下のようなコマンドを実行すればOKです。(コマンドは1行です。また管理者パスワードが必要になります。)
sudo defaults write /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.backupd-auto StartInterval -int 7200
最後の「7200」がバックアップを作成する間隔(秒単位)です。ここにお好みの時間を指定して実行して下さい。なお、デフォルトでは「1時間」=「3600」が設定されていますので、「3600」を指定すれば元の状態の戻すことができます。
(参考:mbp&coさんの「Leopardを便利にする裏ターミナル・コマンド19 + α」)
バックアップを作成する間隔を変更するGUIツールもありますが、個人的には上記コマンドでの設定をオススメします。
- TimeMachineEditor
なぜか私の環境では動作しませんでした...。
- TimeMachineScheduler
標準のデーモンを停止して、独自のデーモンを起動する仕組みのようです。正直、影響する範囲が分からなかったのでインストールを見送りました...。 - ネットワークドライブにバックアップを作成する方法
これは先のエントリでも取り上げましたが、「iTimeMachine」が利用できそうです。(via MOONGIFTさん)
ですが、少し待てば特別なアプリケーションは必要なくなるかもしれません。どうやらMac OS X 10.5.2には、ネットワークドライブにTime Machineのバックアップを作成する事ができるようになっているようです。(via MacScoopさん)おそらく、Time Capsuleが発売される頃には利用できるようになっているでしょう。
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